ぶらり松戸→関宿城までサイクリング、江戸川沿い40キロ3時間
秋の空になってきました。自転車で松戸から江戸川沿いのサイクリングロードで関宿城博物館まで往復してみました。ほとんど平坦な舗装の道ですし、約40キロ、右側の風景を楽しみながら関宿城≒博物館へ。3時間あれば、ちょっとしたミニ旅体験になります。途中、日陰や自販機・トイレは、ありません。ペットボトル3本、雨具、おにぎりは必須です。 ◎樋野口排水機場か主水池辺りから、江戸川の土手=松戸野田関宿自転車道路を北上を開始。松戸市内の西端、七衛門新田の農家群落を見ながら、TX線を下って、流山市へ。赤城神社の森をみながら、対岸は三郷市。武蔵野線・流山橋を超えていくと、広々とした耕地が続き、常磐道の高速道路下で休憩。この数年で建ち並んだ流通貨物センター10棟が台地を隠して眺められる。アルファリンクとかDPLといった大きな倉庫群と土手下の集落の対比。区画整理された耕地が空間に収まってます。やがて、利根運河の江戸川河口になります。野田市です。 ◎ここから、延々とサイクリングロードがはじまる感じです。覚貞寺・秀覚寺といった寺と人家が見えたり、河が左にカーブし、キッコーマの醤油工場の横を過ぎると野田橋の横断歩道。いくつかの橋を越えていきます。信号機のある横断かガード下通路があって安全です。川間(かわま)の鉄橋、真下を通ります。東武野田線=アーバン線の鉄橋です。気分的には、半分は過ぎたところ。3つのアーチを6両の電車が15分毎に通ります、鉄道写真フアンなら、必ず、撮っておきたいスポット。橋桁の下は、日陰になり、真上を通る電車の轟音や、水嵩表の目盛りが、群馬の山地からの水の流れを感じさせます。休耕地では、ソーラーパネルの設置群がみられたりします。 ◎はるか対岸の埼玉県の土手の風景が、パステル風景になってきます。国道16号線の延長になる金野井大橋をくぐり、満福寺・須賀神社を見下ろしながら、河は蛇行の遠景へ。権現神社の先には、河川敷がながながとした平地へ。上空には、グライダーがゆっくりと旋回。関宿滑空場です。この日は、対岸にもある滑空場から飛び上がったようでした。香取神社、日枝神社を丈の伸びた草が見え隠れ、ときに狭くなる通路を過ぎたりしていきます。トラックの行き交う宝珠花(ほうしゅばな)橋では、左側となる西は埼玉県春日部市、コース上にいる右側は千葉県野田市へと。たもとを横切って、さらに北上へと進む。親野井とか中戸といった地図上の名前。稲作地と人家を眺め、先へ進む。お尻が痛くもなり、ペットボトルも2本目の半分へ。空は、もう、夏のモクモクの雲ではなく、霞の入った流れる形、陽射しは暑いものの、ときおりの風がひんやり。 ◎関宿町は2003年(平成15年)に野田市と合併。それ以前、1955年に関宿町・二川村・木門ケ瀬村が合併したときは、人口1万4000人くらいだったそうです。千葉県の地勢で、最も北の細長い土地。戦国時代は一国に相当する要衝地、江戸時代は水運の繁栄地だった歴史の地。そう思いながら、集落がときおり飛び込んでくる。対岸は幸手市という関宿橋から、もうひと踏ん張り。いくつかの郡落を眺めつつ、飽きだしたころ、やっと、斜面の彼方、牧場ごしに関宿城博物館の天守閣が見えてきた。元の城跡は、ずっと手前の500m右側一帯。街中に掘割もあったりしたそうです。ほぼ3時間の行程。立派な造りの無料休憩所の手動ドアを開いて一息。いらっしませの声、おみやげコーナーには、せんべい、お茶、菓子類とともに、渡辺尚志松戸市博館長の近著/松戸ブックレッド3種や関宿関連の学術書も並ぶ。地産農家の野菜物がお土産としては売れてました。 ◎関宿城博物館では、一般200円、65歳以上無料。月曜休館。江戸時代からの河川にかかわる産業や歴史の常設。9/28~11/24企画展『赤松宗旦と利根川図志』。なお、帰りに埼玉県川から戻られると野田橋周辺の工事で、結局、来たコースへ合流です。景色は、各市の住宅地域がならんでいました。帰路は、必ず、逆風の南風になる。脚力に負担、その分、余力を残しておきたい!(k/m記) *当会員の村上雄一郎さん主宰の{史跡巡りの会}では、『関宿行・周辺見学会』を行います。9/28(土)9:30東武動物公園駅集合で、新町行バスを利用します。関宿城博物館の見学や周辺の旧跡を終日歩きます。弁当持参。一般500円+バス代(570円×2)、65歳以上は証明書持参(博物館無料)。詳細・メール:icbon-hi@kfz.biglob.ne.jp(村上)へ。 |