7学習部会:『落穂集』に入ります・国府台合戦と諸情勢・高札の費用は?
コロナの影響で、学習活動が停滞していましたが7学習部会は、なにごともなかったように通常の姿にもどってます。「古文書の会」は、江戸時代末期の地方文書(じかた・もんじょ)の『御用留』(ごようどめ)を読み進んでいます。後発・新人向きの古文書=「水無月(みなづき)の会」は、夏までに『さいたま文書』でしたが、11月からは、江戸時代中期の『落穂集』を読み出します。大道寺友山(だいどうじ・ゆうざん)が享保12年(1727年)に発表。前編は家康中心の編年式の伝記、後編は江戸初期の政治・経済・世相・文化を問答式にして随筆風に書いてあるそうです。 「考古の会」は、会員の増を期待しながら『縄文時代の歴史』(山田康弘著)を講読中です。縄文時代1万数千年は、6期に区分でき、その変化は東西の交流、土器の変化などから興味満載です!。 コロナの最中も近隣センターで継続してきた{松戸の歴史会=松史会}は、『松戸市史江戸編』850ページの後半へ。松戸宿の商業実態や金町との江戸川渡船のこと、高札(こうさつ)の掛け替えの費用、近隣への籠賃・荷駄賃の変遷など、往時の住民の生活を詳細に読み込んでます。「中世の東国の会」は、いよいよ北条氏の関東進出へ。『動乱の東国史⑦』の、国府台合戦1次・2次へ。1次の相模台合戦では、千葉の小弓公方(おゆみ・くぼう)の親子が戦死し、30年後、2次の鴻の台合戦では、里見氏が勝利の晩に、北条氏に逆襲されてしまう。小金城の高城氏は北条氏の傘下として、後年、秀吉軍に滅ぼされることへ。 ”松戸には何年も住んでいながら、松戸のことを知らない!”人への会=「まつどを知る会」は、実地見学会を行いながらです。『松戸の歴史案内』(松下邦夫著)の後半へ。そして、先人の知恵と手法を{機織り}から習いながらの「はたくさの会」は、月2回を、年度単位で実習してます。草や木などからの染め、紡ぎ、織りを1年がかりで作品にしています。 身近な学習クラブです。ともかく、興味のありそうな分野へチャレンジしてみてください。お待ちしています。 今後の見学会の予定は、11/21(木)・鎌倉へ(徒歩・安国論寺・来迎寺など)。12/20(金)世田谷/豪徳寺コース。1/16(木)池上本門寺辺りへ。2/20(木)バス見学・横須賀/防衛大学など。3/21(金)古河を歩きます。*2月のバス見学は館山方面へ変更し、横須賀方面は6月の予定となりました。(11月追記) |