新年度会員証は3/12発送。『はたくさの会』:現会員で継続の活動へ 柏さんの紹介文
新年度の会員切り替えはお済みでしょうか!。新年度の『会員証』は3/12(水)、3月会報の送付に同封いたします。新年度令和7年度(2025年度)は、年末から博物館の改修工事が予定されており、学習会活動では、実習室の利用ができなくなります。 特に、「はたくさの会」では、機織り(はたおり)機の使用ができなくなると、活動が停止します。年間で、毎月2回、実際に糸の材料づくりから、機(はた)で縦て糸と横糸を織っていく作業によって、布の作品を仕上げていく工程があります。その布を編む台が使用できなくなっては、活動ができません。新年度では、新規会員の募集は、停止し、現会員で活動するそうです。現在、機織り機を、臨時に移管して活動を継続できるように交渉しています。 以下は、会員の柏さんのエッセイからですー {…松戸市立博物館とのご縁は、家のちかくに馬坂という名前があり、調べ始めたのがきっかけ。古墳時代の内畑遺跡、熊野神社のこと、明治時代の地図へと興味。”この土地にはいつから人が住んでいたのか?”と。博物館での講演会、資料展、企画展など、参加利用が増え、プレイル-ムにて「編布(アンギン)」に興味を持ちました。 編み台の構造も単純で、桁(けた)とよばれるタテ糸をかける溝を掘った板状のものと支える支柱、薦槌(こもづち)というタテ糸をつり下げる竹などがあればできます。タテ糸にヨコ糸を当てるようにして、薦槌のタテ糸を交差させ編むというものです。 イラクサ科の「カラムシ」から繊維を取り、皮剥ぎから皮の表裏の不要な部分をそぎ落とす「青苧引き」(あおそひき)を教えていただき、ヒスイ色のきれいな繊維が取り出せました。…} 学習部会の「はたくさの会」では、おりおりに「裂(さ)き織りの体験会」を開いてます。2月中にも、延40人の応募者に、長さ20センチのあたらしい布づくりを体験していただきました。縄文時代から弥生時代には、”布を編む”、”布を織る”というヒトの文化が生まれて、今日につながってきていること、”推し””深読み”へつながる世界です。新年度も、博物館へのイベントのおり、協力活動を継続していく予定です。 |