これだけは聞いておきたい講演会!徳川将軍様が4回も松戸へ!!渡辺尚志館長4/11(金)
歴史には興味のない方でも、”徳川将軍が松戸には4回も江戸城から馬に乗ってやってきた!”というくらいは、知っておきたいこと!。今、注目の大河テレビの『べらぼう』の主人公ー江戸時代中期の出版屋・蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう。横浜流星)。彼は、48歳で亡くなりますが、その3年前・1795年(寛政7年3月5日)には、将軍による3回目の松戸行が実施されています。将軍は11代家斉。寛政(かんせい)といえば、蔦屋が松平定信の「寛政の改革」で処分を受けることに。そんなころに、なんで、松戸へ、何をしに?。 「おししがり=御鹿狩り」といって、現在の松戸市東部の五香六実から鎌ケ谷市・白井市にかけて、田畑の害獣となるシカ・猪などを捕獲するイベントでした。講演会は、 『徳川将軍の鹿狩(ししが)りと村人たち』: 4/11(金)午後2時~4時。森のホール21小ホール。無料です。 渡辺 尚志(たかし(/松戸市立博物館館長・一橋大学名誉教授 *著書:『百姓たちの江戸時代』(ちくまプリマ新書)、『武士にもの言う百姓たち―裁判でよむ江戸時代』、『百姓たちの幕末維新』(草思社文庫)、『松戸の江戸時代を知る』シリーズ中・①小金町、②城跡の村、③川と向き合う、④殿様が三人いた村-たけしま出版。他 300名定員で申し込みは、受付中です。Web松戸市立博物館友の会 https://sites.google.com/view/tomonokai2026 *今回の講演では、”将軍や旗本たちの上から目線ではなく、鹿狩を支え、さまざまなかたちで鹿狩りにかかわった地元の村人たちの立場から、お話しします。当館で収集してきた鹿狩り関係の浮世絵もご紹介します。”ー渡辺館長。 ●参考{…8代将軍、吉宗が、小金原で害獣駆除と武芸鍛錬をする機会として始めたのが御鹿狩です。周辺の村々から集められた大勢の農民と大勢の武士が参加して、1日で行われました。…将軍は、現在の松飛台(まつひだい)に築かれた築山「御立場」(おたつば)から、狩の様子を眺めました。獣たちは追立て役の農民たちに「御立場」前の狩場に追い寄せられ、それを待ち構えた武士が仕留めました。当時、害獣として捕獲されたのは鹿と猪です。1回目(1725年)鹿832頭、猪5頭、2回目(翌年)は鹿470頭、猪12頭獲らえれました。…}(御鹿狩展覧会―2020年10月館長記事編から) (記・松尾) |