6月例会再開:この3か月各員報告と『不断草』輪読 、次回7/10金・勤労会館

更新日:2022/12/21
掲載日:2020/06/15

 6月例会が6/12金、市民会館会議室で再開されました。3・4・5月例会がコロナウイルスの汚染拡大で休会となっていました。入室者の半数制限や出入での消毒などもありましたが、休会中の各員の過ごした出来事とか、教本の『浮雲』への解説、『不断草』の輪読、持参の作品披露もおこなうことができました。

  まずは、今月司会担当の小林さんから『浮雲』・二葉亭四迷による、日本初の言文一致体の小説についての解説がありました。明治20年のこの作品のダイジェスト文から、文語と口語の入り混じる文を読んでいきました。"鷗外の文語体の『舞姫』のほうが、まだ読みやすい!"と、いうことになりました。さらに、教本の山本周五郎の『不断草(ふだんそう)』を会員7人が随時に輪読してみました。時代物を読むときは、現代文とはちがいがあるようです。当番発表者のCさんは『くじけないで』(柴田トヨ)の詩を紹介。他に、Kさんは、拉致被害者家族で亡くなられた横田滋さんに関連して、娘さんのめぐみさんの中学校同級生の書いた『よこ 隣で呼べた日々』を、Oさんは新聞広告の文面{大逆転は、起こりうる―}の詩文など、持参の作品を披露しました。

  須藤講師からは、"孫の1年生はコロナで入学式もないままでした。若い方からオンラインの通信方法を教わりましたが、自分の顔を画面でみることになり、ビックリ!することになりました!"と笑わせました。
3か月間の生活は、カミュの『ペスト』を読んだとか、『女たちのシベリア』といったドキュメントや、藤沢周平の剣豪物の書名があがりました。一方、健康維持のためにウオーキングやラジオ体操、近隣の公園まで歩いたという日々の話もでました。市立央図書館へのネット登録をめぐって、"電話が通じなかったうえ、結局、図書館まで手続きに出直さなければならなかった!"とか、"熱がでたので市内大手病院に行ったら、扱えない、って断られた!"と、久し振りの再開では賑わいました。
 次回、7月例会は7/10金・勤労会館会議室です。『猫年の女房』を輪読よていです。初参加の方・見学の方、お待ちしてます。

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