新年例会:1/14金、『歯型』朗読、須藤先生。進行・成瀬さん、”朗読講座再演!”市民劇場会議室

更新日:2022/12/21
掲載日:2022/01/01

 寅年・2022年スタート。前途多難でもありますが、withコロナですすみましょう。1月例会は、須藤先生による『歯型』(はがた。丘 修三・作)を約40分、朗読ライブです。進行は、成瀬さん。そう、松戸市教育委員会主催の朗読講座を担当されたお二人です。今回は、タップリ、朗読をお聞きいただきます。悪ガキたちがハンデイのある少年をいじめる事件ですが、その展開と結末と残されたものが何んであったか!。事前には何もベンキョウ・知識はもたずに、当日、自然に朗読だけをお聞きください。朗読ならではの迫真と作品からの感想。実演後、資料を配布します。朗読のコツや物語への感想を出し合うようにして、作品への理解や私たちの共有の問題意識にしていきたいことです。丘修三さんの『ぼくのお姉さん』からの6作品の一つです。この機会に、当会の{朗読と読書の会}の活動もおたしかめください。心に響くひとときになるでしょう。資料代300円をご負担ください。
▶『歯型』(はがた):(丘 修三作)
 中学生になった今でも、ぼくは足の悪い人を見ると、逃げ出したくなる。
 …それは、あの事件以来、身についた、悲しいくせといったらいいのだろうか。 ♪♪
 あれは五年生の夏のことだった。…
 その日、ぼくは、級友のしげると一郎と三人で、…連れだって帰った。暑い日だった。校門を出たところで、一郎が「あれっ」と立ち止まって。でかいお尻で、はちきれそうなズボンのポケットから、そっとぬいた手のひらに、百円玉が二枚光っていた。…

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