5月例会報:『城崎にて』志賀直哉作品CD鑑賞、100年前の”私小説”とは?次回6/10(金)市民劇場
5月例会は、市民会館で5/13(金)午前に開かれました。{市民向けの朗読講座}は、9月に開催することで内容が再検討されました。今年度から、松戸市主催による各種の自主企画講座がなくなったことで、各自主講座グループは社会教育公認団体に移行する手続きとか、市民向け講座の内容、回数、会場、講師、費用への見直しがせまられてます。約30団体の自主講座が、ノウハウを見直さざるを得ません。 CD作品復習:『城崎(きのさき)にて』志賀直哉(しが・なおや)―1917年(大正6年)、白樺派の同人誌『白樺』に発表される。私小説・心境小説と呼ばれるエッセイ風の小編。主人公は、療養で但馬の城崎温泉で過ごす。医者からは、{背中の傷が致命傷になりかねない}と生死のことを告げられる。温泉地の小川で見かけたイモリへ、何気なく石を投げる。イモリに当たって死んでしまう。… もともと、夏目漱石から掌編を高く評価され、原稿依頼を受けていた志賀直哉。唯一の長編小説となる『暗夜行路』が3年間、まとめきれず、掲載を断りに出向いている。文壇史に輝く二人の出会いにも、ふたりの作品の鑑賞を楽しみたいことです。 |