松戸:矢切の西蓮寺{「野菊の墓」文学碑で全編朗読} 達成!  10/16(日)

更新日:2022/12/21
掲載日:2022/10/20

 『まつど 朗読と読書の会(MRD)』では、10/16(日曜)、松戸の矢切にある西蓮寺(さいれんじ)境内の「野菊の墓文学碑」で、青空朗読会を開きました(写真)。伊藤左千夫の1906年(明治39年)の作品『野菊の墓』全編を10人の参加で、読み通しました。会員9人が3回づつにリレーで朗読し、一人は地元からの傾聴参加でした。
 
この日、地元の矢切神社では秋の例大祭が始まり、氏子のみなさんが祭りの神前行事をすすめておられました(写真)。朗読は予定の2時間を少し超えましたが、無事、全編を読み通すことができました。代表の佐藤孝逸さんが、2年前から、"朗読の会で、『野菊の墓』を読みあげたい!"と、願っていたことでした。幸い、朗読中はあたたかい曇り空で、文学碑の周りのベンチで囲むようにして、各員、作品への出番と黙読に専念。秋のひとときをゆったりと過ごすことができました。最後のパートは、須藤美智子先生がしっかり締めくくられました。
 
終演後、遅い昼食と朗読完了の充実感のなかで、"初恋って、いつ頃から始まるのかしら?"とか、"わたし、初恋なんてなかったわよ!"など、ワイワイにぎやかに笑いあいました。
 
2時過ぎに、みなで「矢切の渡し」までネギ畠を歩きました。"松戸駅までの連絡バスは運休!"、ということで、渡し船で柴又帝釈天方面へと、江戸川の土手を歩いて松戸駅までへと、二手に分かれ、解散しました(写真)。1965年に記念碑ができて57年、『野菊の墓』の記念碑前で、同作品を"全編朗読の初の快挙!"達成の秋となりました。

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