1月例会はCD『杜子春』への感想でした、次回2/10(金)勤労会館
コロナ感染は3年、8波のピーク。一月例会は、1/13金、勤労会館でした。前半、CD『杜子春』・芥川龍之介作品の試聴後、各自の感想を述べ合いました。参加者は休憩抜きで、CD感想と自主発表へ、チョッピリ、緊張のひとときをすごしました。次回、2/10(金)勤労会館、3/10(金)同じ、4/14(金)市民会館です 主人公・杜子春(とししゅん)への意見は、 〇父母の無償の愛を訴えたかったのではないのか? 〇母の愛は何物にもまさる!と、感じた。 〇小説って、教養として読むものとか自分の精神的成長ものとして読める。この作品では、主人公が仙人になろうとしたが、結局、百姓として心静かに過ごせることが幸せなのだ、と結んだのではないか。 〇小学6年生への推薦図書となってます。朗読をしてあげてますが、最後に主人公が声をだしてしまうところに、集中してます。 〇若い時は、金持ちになりたい!とか、有名になりたい、とか夢があるはず。杜子春には、なりたい! という意欲、そのための努力などがみられない。二度も大金持ちになりながら、自分からの生き方へ の意欲がみられず、仙人になりたいというのも、生き方として自堕落じゃないか。 〇金持ちのときは、人が寄って来るが、貧乏になれば人は、離れていく、という世の中のせちがらさを 教えてくれる。etc 佐藤孝逸さんからは、10月に行われた{「野菊の墓」全編・青空輪読会}の写真付き詳細な報告がありました。。*リサイクル本は、林真理子他、日本の小説家4冊は交換へ、残り10冊余りの歴史解説書は手つかずで中央図書館リサイクルコーナーへ。 後半は、参加者各自の朗読発表でした。三人が、『杜子春』の冒頭、半ば、末尾を読み上げました。 □現代語訳の『平家物語』の冒頭部分―沙羅双樹の花をみてごらんなさい。色とりどりの… (林) □新聞の切り抜きから―一匹の虫が、腹が痛い痛いと騒ぎ出しました。…ムカデが医者を迎えに行くことになりました。… (藤) □丘修三『ぼくのお姉さん』から―学校の作文で兄妹のことを書くことになりました。…ぼくは、めったに 友達を家に連れてくることはなかった。…“全ての人に読んでほしい本” (瀬)□ 『八郎』斎藤隆介・きり絵/滝平二郎。―…むくむくとかすみみたいに飛び回って…またヤマさ帰るんだと。…”むかし、秋田に、八郎という名の山男が住んでいました。もっと、おっきくなりてえなー”(葉) □『雪国』・川端康成―雪国であった。…汽車が止まった。…駅長さん、お世話様です、… (江) □『蜜柑』芥川龍之介―ある曇った冬のひぐれである。私は横須賀発上り二等客車の隅に腰を下ろし て、ぼんやり発車の笛を待っていた。とうに電灯のついた客車の中には、… (滝) □井上ひさし『ニホン語日記』―日本語よ、どこへゆく。言葉がゆれている。…あすこ・あそこ、新宿・渋 谷、…室町時代にも…揺れているからこそ言葉である。… (和) etc. |