5月例会は5/12(金)市民会館、”青空朗読会”の練習へ
雨の日曜でした(4/29)。5月例会は、5/12金、市民会館です。 {…”青空朗読会”への「山月記(さんげつき)」について、感想をまとめてみました。やはり高校生の頃、この作品を読んだときとは、かなり違う感想を抱きました。 …作者は、その豊富な語彙を駆使して、「明」と「暗」を見事に描写している。「明」ー袁さん・月・人間・温和・長唱・多勢、「暗」―李徴・山・虎・峻・咆哮・孤独。 同時に、最後に李徴が{不条理なこととして受け入れられなかった「虎」になることを}全て、{自分の責任である}として、悟ったことにより、物語に救いがもたらされる。 …組織で働くわれわれは、組織を自分本位に選べられるわけではない。{ろくでもない上司}に仕え、{つまらない仕事}をやらねばならないことはよくある。自由競争と自己責任にさらされる個人は、自分を強くして生きてゆかねばならない。同時に、内なる猛獣を鎮め、組織や社会に折り合いをつけていかねばならないのである。…}(k)。 5/12(金)5月例会・市民会館。5/19(金)”青空朗読会・21世紀の森”。6/9(金)6月例会・市民会館。7/14(金)7月例会・勤労会館。 ▼ ▼ *今月のリサイクル本は以下の通りです。引き取りのない本は、中央図書館のリサイクルコーナーへ移管します。 ◍『ローマ人の物語1ーローマは一日にして成らず』塩野七生・新潮社・1992年刊。{ロ-マ帝国興亡の歴史には、20世紀を生きる我々の根源的営みの座標軸がすべて刻みこまれているー。新潮学芸賞受賞作。}ー帯から。 ◍『冬の光』篠田節子・文藝春秋・2015年刊。{四国遍路を終え、海に消えた父。足跡を辿る娘が見たものはー。本当のところ、その人がどう生きたかということは、誰にもわからない。真実を知っているのは本人だけだ。作家の怜悧な観察眼が描ききった、万華鏡のような物語。小池真理子}―帯から。 ◍『くさぐさの花』高橋治・写真/富成忠夫・朝日新聞社・1987年刊。{旅せんか 都忘れの 咲く頃を。花に託した句が香り、人と花との出会いに心舞う。移ろう四季の花にも似た、嬉しく哀しい人の世を鋭い感性で綴る好エッセイ。花のカラー107点。}-帯から。 ◍『回想電車』赤川次郎・集英社・1996年刊。{この電車は夢国行きです!お乗り遅れにご注意ください。。孤独と愛と死のはざまに見え隠れする、9編の人生の断面}―帯から。 ◍『寄り道ビアホール』篠田節子・朝日新聞社・1999年刊。{女のオヤジ 男のオバサン 必読!。すがすがしい爺婆、働く女、介護する男。日々の暮らしと仕事のなかで 出会ったちょっといい人、ちょっといい話を教えます。肩のこらない新・社会派エッセイ集。―帯から。 ◍『隣』重松清・講談社・2001年刊。{直木賞受賞後第一作。バスジャック、通り魔、てるくはのる、ニュータウン……ぼくたちの夢と狂気を追った異色のルポルタージュ作品、誕生!。―帯から。 ◍『愛に乱暴』吉田修一・新潮社・2013年刊。{今日初めて初瀬さんのことを葉月に話した。デモ、セックスなんて大した問題じゃないということを、葉月に理解してもらうのは難しかった。最初から期待していたわけではないから、…}―冒頭文から。 ◍『真夏の方程式』東野圭吾・文藝春秋・2011年刊。{待望の最新長編。ガリレオシリーズ。その夏、少年が出逢ったのは、〈博士〉だったー君は科学の楽しさを知らない。この世は謎に満ちている。}―帯から。 ◍『心中旅行』花村萬月・光文社・2017年刊。{最後の旅が始まる。今日、死ぬ。幸せの絶頂から、人生のどん底へーままならない現実から逃げるように、大量の薬と、部下との不倫に溺れた男は、どこにたどり着くのか。}―帯から。 ◍『女ひとり食卓』飯田ひとみ・新風社・2005年刊。「昨日は過去、明日は謎、今日は贈り物 Hitomi」。100のエッセイ集―こだわり/鯉のぼり/母の預金通帳/後ろ姿/いい人やめた/男は器量 女も器量/そんなことも知らなかったの/。 |