学習部会7月報告-中世東国{関東に下向した連歌師}
更新日:2023/07/19
掲載日:2023/07/14
古河公方と関東管領上杉氏の戦い 更には 山内上杉と扇が谷上杉の戦いなど うち続く動乱の東国史を こと細かに 学習・討論してきた『中世東国』学習部会。 今月7月より 関東に下向した連歌師4人(心敬・宗祇・万里集九・宗長)について 学ぶこととなった。 まずは 連歌とは・・・時はいま あまが下しる さつきかな 光秀 (本能寺の変) 『愛宕百韻』を具体例に 発句・脇句・第三句・・挙句と 連歌の仕組みについて 共通認識する。 更に ① 室町時代に 連歌が盛んになった社会的背景 ➁ 心敬・宗祇・万里集九などが 東国へ下向した共通点と その差異 ➂ 東国の政局と 連歌師とのかかわり などを議論・学習 また 心敬・宗祇・万里集九・宗長など すべてに かかわっているのが 太田道灌だと判明。 太田道灌が 上司 上杉定正に殺された扇が谷上杉館跡や 道灌の首と胴が 葬られた寺々 更には 心敬が 晩年をすごしたところが 相模の国糟屋荘付近(写真・伊勢原市)とか。 はからずも 本年 10月17日 バス見学会(大山詣)で 見学コースと重なる。 今後 4か月にわたる 連歌師の学習にも おのずから 関心がたかまる。(F・滋/記) |