松戸市関連の近刊4冊:{金ヶ作陣屋300年}{大谷口村文書}{史談63号}{80年写真集}

更新日:2023/12/31
掲載日:2023/12/20

松戸市に関わる書籍が、11月以来、次々に発行されました。郷土史に関心のある方だけでなく、ひといき、私たちの住む街の姿を見直す機会にもなるでしょう。

◎『わがふるさと 金ヶ作陣屋と村の物語―陣屋設立三百周年記念』:金ヶ作陣屋研究会編。新京成線・武蔵野線『八柱駅』南口から桜並木の入り口近くの場所。江戸時代に、「金ヶ作陣屋(かねがさく・じんや」という幕府の出先役所がありました。野生馬の管理や新田開発の村の歴史をわかりやすく紹介。地元の郷土愛に燃えた方々による絵本タッチのガイドです。12/20には森のホールで盛大な出版記念会も行われました。A4型・180ページ、千葉日報社、2500円(税含)。          

◎『松戸の江戸時代を知る② 城跡の村の江戸時代―大谷口村の大熊文書から読み解く』:渡辺尚志・松戸市立博物館館長著。大谷口村(おおやぐち・むら)は、現在の常磐線「北小金駅」北口から徒歩15分ほどの地域にあります。戦国時代、高城氏の小金城が近くにあった場所です。大谷口村の旧家である大熊家に残された江戸時代の古文書から、当時の百姓たちの生活を具体的な事例で紹介。”江戸時代の村って、どんな人がいて、村の運営は?”。”大谷口村の領主ってどんな人?”。新書型・166ページ、たけしま出版、1400円(税別)。 *当ネット540号、2022年12月9日付講演会報告にて一部紹介文を掲載。      

◎『松戸史談』63号:松戸史談会。年一巻の定評の歴史サークルの研究発表誌。63年の歴史があります。目次には「徳川将軍御鹿狩りと松龍寺」(花輪茂道)、「根木内城跡地域をもう一度考える」(田嶋昌治)、「禅の教え=児童文学を手掛かりに 第四話『椰子の実』」石川光学、他。前会長の松田考史氏の訃報(本年1月、89歳)。A4型、62ページ。300部。連絡先・佐藤敬一郎さん・根木内6-21。             なお、恒例の「松戸史跡七福神めぐり」は、1/3(水)、10時、新京成線「常盤平駅」北口集合。一般300円、お弁当持参、4時・慶林寺(北小金駅近く)解散。2/11(日)13:30~松戸市民会館201にて映画鑑賞会:無料。『野菊の如き君なりき』1955年、木下恵介監督。いずれも申し込み不要。

◎『写真が語る 松戸市の80年』市制80周年記念出版。働き遊んだ街の思い出満載!。:「葛西屋呉服店から旧水戸街道を南方向を望む(昭和33年)」、「駅前大通りを歩行者天国にして開催した第2回子どもまつり(昭和50年)」、「通勤時の松戸駅ホーム(昭和58年)」、他。写真600枚。A4版大型、280ページ。特価1万円。いき出版。

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